School Heart Checkup
学校の心臓検診で「異常」や「要精密検査」と言われたら
学校から配られた健診結果の紙に「心電図異常」「不整脈の疑い」「心雑音」といった文字が書かれていると、親御様としては非常に驚き、不安になられることと思います。
しかし、「異常を指摘された=重い心臓の病気」とは限りません。成長期のお子様には、一時的な変化や心配のない不整脈(期外収縮など)も多く見られます。まずは過度に心配なさらず、専門医のもとで正しい精密検査を受け、原因を確かめることが大切です。
当院では、お子様や保護者の方の気持ちに寄り添いながら、丁寧で的確な二次検査(再検査)を行っております。
Screening
学校心臓検診で行っている検査
学校の心臓検診では、主に以下の2つの重要なスクリーニング検査を行っています。これらを総合的に判断し、精密検査が必要と判断された場合に学校から連絡が来ます。
心臓の聴診
医師が聴診器を使ってお子さまの胸の音を聞く検査です。心拍のリズムや心臓の弁が開閉する音、血液の流れる音などを聞き取る、大事なスクリーニング検査です。病気の確定ではなく、その後の詳しい精密検査につなげるための最初のステップです。
心電図検査
お子さまの手足、胸に電極を貼り付け、心臓が動く際に生じる微弱な電気信号を記録します。この検査で心臓のリズムが乱れていないか、心臓の筋肉に負担がかかっていないか、生まれつきの心臓の形に異常はないか、などが分かります。
Where to Visit
異常あり、と指摘されたら。受診は小児科?循環器内科?
学校から「心臓検診で異常が指摘されたので医療機関を受診してください」と連絡がきたら、大きな病気なのかもと思いますよね。しかし学校心臓検診はあくまでスクリーニング検査であり、「精密検査が必要=心臓病」ではありません。まずは落ち着いて医療機関を受診しましょう。
受診科目の目安
クリニックにより対象年齢は異なりますが、一般的に小児科を受診するか内科を受診するかは以下のような区分になります。
- 15歳未満のお子さん(未就学児・小学生・中学生):小児科が基本となります。
- 15歳以上の方:内科での対応が多くなります。
「循環器」に対応しているかチェック
しかし、多くの一般小児科では、心エコーやホルター心電図など心臓の精密検査を行っておりません。その為、ハートクリニックでは、心臓領域に関しては、未就学児まで門戸を広げて診療を行っております。安心して受診ください。万が一、治療を要する心疾患が見つかった場合には、「小児循環器」を標榜する専門病院などにご紹介させて頂きます。
After Examination
精密検査実施の後は?受診後の流れ
精密検査を行った後、医師がそれらの結果を元に今後治療が必要なのか否かを判断します。精密検査後の流れは主に以下の通りです。
異常無しの場合
学校検診では異常が指摘されたものの、精密検査の結果心臓に全く問題がないと分かったケースです。この場合通常の学校生活・運動を特に制限無く行う事ができます。
経過観察の場合
すぐに治療が必要な訳ではないけれど注意深く見守る必要があるケースです。例えばわずかな変化(軽微な不整脈など)が見られるけれど、現時点では生活に支障がない場合などです。定期的に検査・診察を受け状態の変化を確認していく必要があります。
治療が必要な病気が発見された場合
稀に心臓に何かしらの病気が見つかることもあります。この場合病気の種類・重要度に応じて薬による治療、生活指導、大きい病院に紹介して高度な治療・手術を受ける等の治療方針が取られます。当院でも万が一の場合は高次医療機関と適切に連携できる体制を備えております。
Consultation
まずは落ち着いて、循環器専門の検査ができる病院へ
大切なお子さまの健康を守るためには、まずは適切な検査と治療が大事です。ハートクリニックでも、学校の心臓検診で指摘を受けたお子さまの精密検査に対応しております。まずは安心してお気軽にご相談ください。

文責: 青木 康大