For Those Who Were Flagged
「無症状だから大丈夫」が、取り返しのつかない後悔を招く前に
健康診断の結果表を開き、「要再検査」や「要精密検査」という文字を見つけても、「今はどこも痛くないから」と引き出しの奥に眠らせてはいませんか?さいたま市中央区、大宮駅徒歩圏内のハートクリニックでは、その「放置」が招く恐ろしい未来を、循環器専門医として数多く目にしてきました。
生活習慣病の多くは「サイレントキラー(静かなる殺人者)」と呼ばれます。血圧が高くても、血糖値が基準を超えても、血管がボロボロになるまで痛みは一切ありません。自覚症状が出たときには、すでに心筋梗塞や脳卒中、あるいは人工透析が必要な腎不全といった、命に関わる事態に陥っていることが少なくないのです。
当院では、単に数値を下げるだけでなく、「あなたの心臓と血管を10年後、20年後まで守る」ための専門外来を行っています。
Grading Scale
健診結果の判定の見方
まずは、お手元の結果票にある「判定」の意味を正しく理解しましょう。
| 判定区分 | 意味・対応 |
|---|---|
| 異常なし(A) | 基準値の範囲内。引き続き年1回の受診を継続しましょう。 |
| 要経過観察(B・C) | 軽度の異常あり。生活習慣を見直しながら定期的に再検査が必要です。 |
| 要再検査・要精密検査(D・E) | 異常の疑いあり。放置せず、速やかに医療機関を受診してください。 |
Warning Signs
項目別:放置してはいけない「異常値」の正体
脂質代謝(コレステロール・中性脂肪)
血液中の脂質が多い状態が続くと、血管の内側に「ドロドロのヘドロ」が溜まっていきます。
- LDLコレステロール(悪玉):血管壁に脂質を溜め、動脈硬化を加速させます。
- 中性脂肪:脂肪肝の原因になるだけでなく、悪玉コレステロールをさらに凶暴化させます。
- HDLコレステロール(善玉):血管の掃除役。これが低いと血管内の掃除が進みません。
循環器専門医の視点から、当院では血管年齢を測定し、あなたの血管がどれくらい「詰まりやすいか」を評価します。
脂質異常症について詳しく糖代謝(血糖値・HbA1c)
血糖値が高い状態は、全身の血管が「砂糖漬け」になっているようなものです。
- 血糖値:検査時の血液中の糖分量。
- HbA1c:過去1〜2ヶ月の平均的な状態を示す、ごまかしのきかない数値です。
放置のリスク:失明(網膜症)・透析(腎症)・足の切断(神経障害)のほか、心臓病のリスクを劇的に高めます。
糖尿病について詳しく循環器系(血圧・心電図)
当院が最も専門とする領域です。
- 血圧:高血圧は血管への「暴力」です。ある日突然、脳の血管が破れる(脳出血)、あるいは心臓の筋肉が厚くなりすぎてパンクする(心不全)原因となります。
- 心電図異常:「不整脈」の中には、突然死を招くものや、脳梗塞の火種になるものが隠れています。
当院では心エコー検査等を用い、心臓の動きを直接確認することで、数値に現れないリスクを徹底的に洗い出します。
高血圧について詳しく肝機能(AST・ALT・γ-GTP)
「お酒を控えれば大丈夫」と思っていませんか?
- AST・ALT:肝細胞が壊れている指標です。
- γ-GTP:アルコールだけでなく、「脂肪肝」でも上昇します。
放置のリスク:肝硬変や肝がんへ進行するだけでなく、近年では脂肪肝そのものが心臓病の独立したリスク因子であることが分かっています。
腎機能・尿検査(クレアチニン・尿蛋白・尿潜血)
腎臓は一度壊れると、二度と元には戻らない「再生不能」な臓器です。
- クレアチニン・eGFR:腎臓の「ろ過能力」を示します。
- 尿蛋白:血管のダメージが尿に漏れ出しているサインです。
放置のリスク:数値が悪化した先にあるのは、週3回・各4時間を要する「人工透析」の生活です。心臓専門医は、腎臓と心臓の深い関わり(心腎連関)を重視して治療を行います。
その他(尿酸値・貧血・炎症)
- 尿酸:痛風の激痛を招くだけでなく、尿路結石や腎障害の原因になります。
- 血色素(貧血):心臓に余計な負担をかけ、心不全を悪化させる隠れた要因です。
- CRP(炎症):体のどこかで火事が起きているサイン。血管の炎症は動脈硬化を早めます。
Our Flow
ハートクリニックでの再検査・精密検査の流れ
当院は、大宮駅周辺にお住いの皆さまが「健診異常を放置して後悔しない」ための砦でありたいと考えています。
丁寧なカウンセリング
健診結果をじっくり拝見し、現在のリスクを分かりやすく説明します。
専門医による精密検査
採血、尿検査のほか、必要に応じて循環器専門医が高度な検査(心エコー、頚動脈エコー等)を行います。
ライフスタイルに合わせた治療提案
すぐに強い薬を出すことはありません。まずは食事・運動指導から。それでも必要な場合は、最新の知見に基づいた最小限の薬物療法を提案します。
Take the Step
迷っているあなたへ
「結果が怖くて行けない」というお声も聞きます。しかし、一番怖いのは「知らないうちに病気が進むこと」です。
今日、当院を受診することが、あなたの健康な人生を守る最大のターニングポイントになるはずです。その健診結果表を持って、安心してお越しください。

文責: 青木 康大